世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 問田興之書状/
文書群名 八巻文書第6巻
文書番号 141
文書名 問田興之書状
和暦 (永正十五年)五月二十三日
西暦 1518年 5月 23日
本文 今度以山坊条々承候通、陶尾張守申談遂披露候。仍御家督弥無相違之由、対阿賀法師方、被進御書候。雖勿論候、尤珍重候。各被申談、御馳走肝要候。京都殊謐之条、御帰国可為近々候歟。旁期面謁候。猶使僧申候間、不能詳候。恐々謹言。
  五月廿三日   興之(花押)
    占部右馬助殿
    吉田孫右衛門尉殿
    占部平左衛門尉殿
    占部与四郎殿
    吉田伯耆守殿
    面々御中
読み下し 今度山坊をもつて条々承り候通り、陶尾張守(興房)申し談じ披露を遂げ候。仍つて御家督弥相違なきの由、阿賀法師(宗像正氏)の方に対し、御書を進らせられ候。勿論に候と雖も、尤も珍重に候。各申し談ぜられ、御馳走肝要に候。京都殊謐の条、御帰国近々たるべく候か。旁面謁を期し候。猶使僧申し候間、詳しく能はず候。恐々謹言。
  (永正十五年)五月廿三日   (問田)興之(花押)
     占部右馬助(豊安)殿
     吉田孫右衛門尉殿
     占部平左衛門尉殿
     占部与四郎殿
     吉田伯耆守殿
     面々御中
大意 問田興之、宗像阿賀法師の宗像氏家督の安堵を伝える。
紙質 楮紙
寸法(縦) 15.8cm
寸法(横) 46.1cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻