世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像関連古文書・史料

  • 宗澄茂書下(折紙)/
文書群名 八巻文書第5巻
文書番号 125
文書名 宗澄茂書下(折紙)
和暦 明徳元年四月二十五日
西暦 1390年 4月 25日
本文 宗像社雑掌申稲本村〈号延乃名〉内無先規、有用作沙汰由訴訟之。何様遍哉。可任先例、次当社北門脇築地□〔者〕為当村役候処、無沙汰〈云々〉。早々可致其沙汰之状如件。
  〈明徳元〉卯月廿五日   澄茂(花押)
  草壁入道殿
読み下し 宗像社雑掌申す(宗像郡)稲本村〈延乃名と号す〉内先規なく、用作の沙汰あるの由訴訟す。何様の遍や。先例に任すべし。次いで当社の北門の脇築地は当村の役となし候処、無沙汰と〈云々〉。早々に其の沙汰致すべきの状件の如し。
  〈明徳元〉卯月廿五日   (宗)澄茂(花押)
  草壁入道殿
大意 宗澄茂、草壁入道に命じて、宗像社雑掌が訴えた稲本村の用作沙汰を停止し、稲本村役を勤仕させる。
紙質 楮紙
寸法(縦) 30cm
寸法(横) 43.2cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻