世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 饗庭宣尚請文/
文書群名 八巻文書第5巻
文書番号 116
文書名 饗庭宣尚請文
和暦 暦応二年十一月六日
西暦 1339年 11月 6日
本文 筑前国朝町一方地頭佐々目孫太郎入道禅恵申神崎弥次郎押寄当村、苅取作毛、令追捕百姓等由事。任被仰下之旨、青柳左衛門三郎相共莅彼所、退当時濫妨候了。次苅田事。加検見候之処、苅跡現在候。此条僞申候者、可蒙
八幡大菩薩御罰候。以此旨可有御披露候。恐惶謹言。
  暦応二年十一月六日   右衛門少尉宣尚〈請文〉
読み下し 筑前国朝町一方地頭佐々目孫太郎入道禅恵申す神崎弥次郎当村に押し寄せ、作毛を苅り取り、百姓等を追捕せしむ由の事。仰せ下さるの旨に任せて、青柳左衛門三郎と相共に彼の所に莅み、当時の濫妨を退け候ひ了んぬ。次いで苅田の事。検見を加へ候の処、苅跡現在し候。此条偽はり申し候はば、
八幡大菩薩の御罰を蒙るべく候。此の旨を以て御披露あるべく候。恐惶謹言。
  暦応二年十一月六日   右衛門少尉(饗庭)宣尚〈請文〉
大意 筑前国朝町禅恵が訴えた神崎弥次郎の濫妨を退け、苅田狼藉を確認した筑前国守護代饗庭宣尚の請文。
紙質 楮紙
寸法(縦) 32.5cm
寸法(横) 47.3cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻