世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 藤原経俊譲状/
文書群名 八巻文書第3巻
文書番号 82
文書名 藤原経俊譲状
和暦 元応三年二月十五日
西暦 1321年 2月 15日
本文 譲与 筑前国赤馬院内須恵・三郎丸田畠屋敷等事
右、所領者、経俊ちう代さうてんのしりやうなり、しかるを子息氏鶴丸にゆつりあたふるところなり、向後更たのさまたけあるへからす、祖父頼俊ゆつりしやうを鎌倉に持参のあひた、案文をかきて裏を封してとゝめおくところ也、仍のちのため〈ニ〉譲状如件、
  元応三年二月十五日   藤原経俊(花押)
読み下し 譲与 筑前国(宗像郡)赤馬院内須恵・三郎丸田畠屋敷等事
右、所領者、経俊重代相伝の私領なり、しかるを子息氏鶴丸(顕俊)に譲り与ふるところなり、向後更他の妨げあるへからす、祖父頼俊譲り状を鎌倉に持参の間、案文を書きて裏を封して留め置くところ也、仍後のため〈ニ〉譲状如件。
  元応三年二月十五日   藤原経俊(花押)
大意 藤原経俊が筑前国赤馬院内須恵・三郎丸田畠屋敷等を嫡子氏鶴丸に譲ったもので、鎌倉幕府の保証の下文を賜わるため正文を持参し、案文を作成し残置していたことがわかる。
紙質 楮紙
寸法(縦) 30.9cm
寸法(横) 42.3cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻