世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 自犬王丸相博状/
文書群名 八巻文書第3巻
文書番号 77
文書名 自犬王丸相博状
和暦 文永三年十二月六日
西暦 1266年 12月 6日
本文 奉相博田坪事
右、件田坪者、上八村両室自犬王丸四段内、付尻小縄手下二土町小卅歩許〈於〉、同上之峯杉内小卅歩許候〈仁〉、限永年、所奉相博之実也。相互依為便宜田、無相違所奉〔相脱カ〕博也。不可有相違之状如件。
  文永三年十二月六日   自犬王丸(花押)
読み下し 相博し奉る田坪の事
右、件の田坪は、(宗像郡)上八村両室自犬王丸四段内、付尻小縄手下二土町小卅歩許〈お〉、同上の峯杉内小卅歩許候〈に〉、永年を限りて、相博し奉る所実なり。相互に便宜の田たるにより、相違なく相博し奉る所なり。相違あるべからざるの状件の如し。
  文永三年十二月六日   自犬王丸(宗像氏頼)(花押)
大意 自犬王丸(宗形氏頼)が付尻小縄手下二土町の田百五十歩と峯杉内の百五十歩の田をお互に都合がよいため、交換したものであるが、交換の相手は不明である。
紙質 楮紙、茶染紙
寸法(縦) 26.8cm
寸法(横) 25.9cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻