世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 地頭代沙弥・公文代・田所連署下文/
文書群名 八巻文書第2巻
文書番号 35
文書名 地頭代沙弥・公文代・田所連署下文
和暦 正嘉二年四月三日
西暦 1258年 4月 3日
本文 下  今犬名安□〔養〕寺田取除陸段事
右、件於寺田陸段者、限永代、於自今已後検注之時、取除定畢。仍為備向後証文、執達如件。
  正嘉二年〈戊午〉四月三日   田所僧(裏花押)
                 公文代僧(裏花押)
              地頭御代官沙弥(花押)
読み下し 下す  (宗像郡)今犬名安養寺田取除く陸段の事
右、件の寺田陸段においては、永代を限り、自今已後検注の時において、取除き定め畢んぬ。仍つて向後の証文に備へんがため、執達件の如し。
  正嘉二年〈戊午〉四月三日   田所僧 (裏花押)
                 公文代僧 (裏花押)
              地頭御代官沙弥(花押)
大意 地頭代官沙弥・公文代僧・田所僧、野坂庄今犬名安養寺田六段の検注を免除する。
紙質 楮紙
寸法(縦) 29.2cm
寸法(横) 33cm
備考 「安養寺田検注免除状」(鎌倉遺文11-8207) 71号文書も参照。
出典 『宗像大社文書』第1巻