宗像関連古文書・史料
文書群名 |
八巻文書第2巻 |
文書番号 |
25 |
文書名 |
聖護院道増書状 |
和暦 |
(永禄七年)十二月十二日
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西暦 |
1564年 12月 12日 |
本文 |
尚々相替自余之身上、社職之事ハ、天下之御事、被致疎略候而者、太不可然候歟、御肝容可目 出候。 京衆船之儀、度々令申候。于今無御運之条、失本意候。子細深重候共、 上意并愚老召遣給候而、預御返付者、可為本望候。此段無差儀候。以之、都鄙之義絶候段、無勿体候。別而請厚恩候、坂田ヘ申越候間、不相届候哉。猶奉行衆使并平賀助可申述候。謹言。 十二月十二日 (花押) 宗像大宮司殿 |
読み下し |
尚々自余の身上に相替り、社職の事ハ、天下の御事、疏略を致され候ては、太だ然るべからず候か。御肝容目出べく候。 京衆船の儀、度々申せしめ候。今に御運無きの条、本意を失ひ候。子細深重候共、 上意并びに愚老召し遣はし給ひ候て、御返付に預らば、本望たるべく候。此の段差せる儀無く候。これを以て、都鄙の義絶に候段、勿体無く候。別して厚恩を請ひ候。坂田へ申し越し候間、相届かず候か。猶奉行衆使并びに平賀助申し述ぶべく候。謹言。 (永禄七年)十二月十二日 (花押)(聖護院道増) 宗像大宮司(氏貞)殿 |
大意 |
聖護院道増、宗像大宮司氏貞に書を送り、津屋崎沖で遭難した京衆船の返還を請う。 |
紙質 |
斐紙 |
寸法(縦) |
16.5cm |
寸法(横) |
53.2cm |
備考 |
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出典 |
『宗像大社文書』第1巻 |
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