世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 九州探題渋川義俊奉行人連署奉書/
文書群名 八巻文書第1巻
文書番号 22
文書名 九州探題渋川義俊奉行人連署奉書
和暦 応永二十八年八月二十八日
西暦 1421年 8月 28日
本文  〈○前欠〉
内大穂庶子分事。為本神領之由、自社家以証文歎申之間、所被返付也。早速可避渡之旨、被仰之処、不事行云々。何様子細哉。太以不可然。厳蜜〔密〕可被渡付彼雑掌之由候也。仍執達如件。
  応永廿八年八月廿八日   沙弥(花押)
               沙弥(花押)
  大穂七郎殿
読み下し  〈○前欠〉
(宗像郡)内大穂庶子分の事。本神領たるの由、社家より証文を以て歎き申すの間、返付せらるる所なり。早速避り渡すべきの旨、仰せらるるの処、事行かずと云々。何様の子細か。太だ以て然るべからず。厳密に彼の雑掌に渡し付けらるべきの由候なり。仍つて執達件の如し。
  応永廿八年八月廿八日   沙弥(花押)
               沙弥(花押)
  大穂七郎殿
大意 九州探題渋川義俊、宗像郡内の大穂庶子分を宗像大宮司に返付したが実現をみず、重ねて宗像社雑掌に渡付するよう大穂七郎に督促する。
紙質 楮紙
寸法(縦) 27.8cm
寸法(横) 33.5cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻